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本サイトの監修医のご紹介

顔写真

三好 康雄 兵庫医科大学病院/乳腺・内分泌科 教授

専門分野乳がんの診断と治療
資格日本乳癌学会乳腺専門医、指導医
日本外科学会専門医、指導医

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メッセージ

勇気をもって
検診を受けましょう

多くの患者さんが乳がんと診断されたときにおっしゃるのが、“私だけは乳がんにならないと思っていた”という言葉です。12人の女性のうち1人は乳がんになり、とくに40歳代の女性にできるがんの約半分は乳がんです。だれが乳がんになっても不思議はありません。初めてマンモグラフィーを受け、早期の乳がんが見つかった女性もたくさんいます。お友達が乳がんになり、心配になって検診を受けたら乳がんが見つかったこともあります。“私はだいじょうぶ”とか、“乳房にしこりも痛みもないから検診しなくていい”ではなく、必ずマンモグラフィー検診をうけましょう。

心配しないで
検査を受けましょう

マンモグラフィー検査は多少痛みを伴います。しかし、がまんできないことはほとんどありません。また、乳がんを確実に診断するには、針を刺す検査が必要です。少し痛みがあったり、時間がかかることもありますが、安全に行える検査です。心配しないで受けましょう。

決して手遅れという
ことはありません。
多くの乳がんはなおります

ずっと前から乳房のしこりに気付いていても、なかなか病院を受診できない女性もいます。しこりがすべてがん、ということはありませんが、乳がんをそのまま放置しておくと、やがて転移してきます。そうなる前に治療を受けることで乳がんをなおすことが可能です。仮に発見が遅れ、しこりが大きくなってからでも適切な治療を行うことで、再発せずに元気で過ごされている患者さんはたくさんいます。なにか異常を感じる方は、専門医を受診しましょう。

最後に

乳がん患者さんの多くは、ご自分でしこりをみつけて受診されます。その際よく耳にするのが、“どうしてこれまで気がつかなかったのでしょう”という言葉です。普段から乳房のセルフチェックを行うことによって、少しでも早く乳がんをみつけましょう。“検診を受けているから大丈夫”、ではありません。検診と検診の間にしこりができることもあります。

まったく自覚症状のない女性でも、マンモグラフィー検診を行えば、多くの乳がんを発見することが可能です。それによって全国では、何千人という女性を救えるのではないでしょうか。乳がんの診断と治療には専門的な知識と技術が必要です。なにか乳房に異常を感じる時や、検診を受けて精密検査が必要と言われた時は、乳腺の専門機関を受診しましょう。当サイトが一助となり、一人でも多くの女性を乳がんから救えることを切望しています。